フルメタル・パニック! The Second Raid 第12話「燃える香港」

事前に小説を読んでいてなんですが、宗介が瀕死のガウルンをハチノスにするシーンに衝撃を受けました。


どうも僕は、彼が人を殺すときは必ず“正義”という根拠を持って行っていると無意識のうちに思い込んでいたようです。
だから、純粋な憎しみでもって無抵抗のガウルンを殺したことにとても驚いてしまいました。
結局、彼はそういった負のエネルギーによる殺人行為によって、兵士としての“眼”を取り戻したわけですが、なんだか僕としては、宗介はもう前の宗介とは違う人のような気がしてしまいます。
それが成長したということなんだと言われると、小説の世界でも人はキレイなままで生きられないのかとちょっとブルーになってしまったりw
じゃあ幼少の頃の彼のように、無垢な心で殺人をするのがキレイなのかと言えば、結局彼は人殺しなわけですが、まぁ精神の問題でね。


正義のヒーローも実は悪を内包している。
いや、むしろ戦争の前では善悪なんて概念は無意味なんでしょうか。
なんにせよ、ちょっと宗介に恐怖を覚えました。