『ほしのこえ』

言われなくても知っているでしょう、新海誠の自主制作アニメーションです。
宇宙を駆け抜けるアニメの一番の見せ所は、やはり風景にあると思います。
宇宙空間の神秘的な眺め、光速で通り過ぎていく世界、美しき惑星。
このアニメはそれらを上手に表現できていたと思います。


まぁ欲を言えば、シナリオですかねw
主人公の中学生活。
まだ精神的に成熟しきっていなくて、恋愛なんて何もかも初めて経験するようなドキワク感。
例えるなら、早朝の冷たく湿った、でも軽く感じる空気を吸っている時のような感覚。
私たちはこれからはじまるんだ、的なシーンがもっとあれば、よりいっそう感動できただろうと思います。
そういう意味では、『イリアの空、UFOの夏』のように、4本立てくらいのアニメーションでもよかったのかな、なんてw


新海さんはminoriのゲームのオープニングも作っていらっしゃるそうで、
はるのあしおと」なんて、この夏まさにプレイするつもりでしたので、非常に楽しみです。