『ゼロの使い魔 銀の降臨祭』

今さらながら、『ゼロの使い魔 銀の降臨祭』を読み終わりました。
これでようやく最新巻が読める(つーかすでに買ってある)。


僕の通っていた予備校の英語の講師が小説家で、
もう何冊も本をお書きになっていらっしゃるのですが、
いつだったか、小説は人間を研究することだとおっしゃっておられました。
なんだか知り合いの小説家に、もっと科学やら流行やらを取り入れれば売れるのに、
とか言われて、そう言い返したらしいのですが。


まぁ、それはいいとして『ゼロの使い魔』作者のヤマグチノボル氏はあとがきにて勇気について触れておりますが、
これを読んで、これはまさしく人間の研究だな、と思いました。
まぁ、そんなたいそうに書いてあるわけではないですけどね。
それでも、一般にライトノベルと呼ばれるような娯楽小説においても、小説の真髄は変わらないのかもしれない、と思ってみたり。


ぼんやりと、本当にぼんやりとですが、僕もいつか小説を書いてみたいなぁと思っているのですが、
僕は人間の研究が苦手なような気がしています。
なんだか“我”が邪魔してしまって、他人を受け入れられなくて。
とても大きな世界を見るには、自分は余りにも小さな存在だということをしっかりと自覚して、
もっと様々な人間を知りたいです。