刺激

土曜日は浪人時代を供に過ごした仲間との呑みだった。
その中の一人が法律を勉強するサークルに入っているらしく、同じように研究室に入って法律を勉強している俺とで常の苦労を語り合った。
はじめは、お互い「毎日大変だよ〜」なんて言い合っていたけれど、そいつの話を聞けば聞くほど自分の苦労なんてまだまだ序の口なんだって思わされた。
それでも、俺の周りにいるやつらよりは、俺の方がよっぽど忙しい生活をしていると思う。
しかし、そいつはそれ以上に大変な日常を生き抜いているようだった。
今度、そいつはサークルの長になることが決まったらしい。
有名な大学の伝統あるサークルだそうだ。
そいつは、毎日忙しさに追われているくせに、とても生き生きして見えた。


この呑みは、自分にとってとても良い刺激になった。
浪人会は今後、月例にしようという話になって、この呑み会はお開きになった。