雑記99
Webコミック『オナニーマスター黒沢』を読みました。
(http://passionate.b.ribbon.to/onamas1.htm)
そして、その解説が書かれたブログの記事も。
(http://cyborg.relove.org/culture/kurosawa.html)
感情を客観的、多角的に分析するのは楽しい。
とりわけ、ひとなら誰でも内に秘めている暗い感情について考察するのは、
何か禁忌にでも触れているようで、背徳心といたづら心を刺激される。
人はある程度生きていると、自分がいつまでもキレイな心のままでは居られないことに気づく。
そういう瞬間に直面したときに、大方の人は、その感情に目を瞑って、考えることをやめる。
それが正解。
自分の暗い面には蓋をして、あくまで明るい自分で居続ける。
そうしないと、社会との適応性を失って、キャリアに傷がつく。
そしてさらに生きづらくなる。
だけどもし、その感情がどういうものか、すなわち自分の中身がどうなっているのかを考え出すと、
明るい自分について分析するよりも、もっとずっと奥が深くて、先が見えないことに気づく。
答えは出ない。
だから面白い。
僕は、経済的に自立して、社会の中でまっとうに生きようと思ったから、
もう考えることはやめにしたけれど、たまにこういう扉が開かれると、ふっと引っ張られてしまう。
そして、僕はまた、当てられやすい性質なので、またこんな文章を書いてしまうわけで。
とても興味はあるけれど、手を出したら、絶対にだめになってしまう。
やっぱり、何も考えないで夢を追っているほうが正解だな。