雑記161

声優の演技に関すること。


人が会話をするときの息継ぎは、文章を読むときの息継ぎとは少し違うように感じます。
たぶんそれは、「会話のリズム」と「音読のリズム」が違うからなんでしょう。


なんでそんなこと考えたのかというと、
化物語の第2巻に収録されている、羽川翼八九寺真宵の副音声を聴いていて、
なんだかやたら堀江由衣さんのブレスが気になって、違和感を感じてしまったからです。


なんていうか、会話のリズムがちぐはぐに感じました。
軽快に喋る八九寺真宵とは対照的に、呼吸の度に会話が切れる羽川翼
この呼吸のせいで、演技が平坦に感じられて、文章を読んでいる感が出てしまっています。


ただ、あれだけの文章量をぴったり時間枠内に収めているわけですから、
やっぱりプロは違うなぁ、体力すごいなぁ、なんて感服もしています。
そして、あれだけのマシンガントークを26分も続けられる台本を書く作家もまた、すごい想像力です。