傍から見るとキチンとした人、でも実は…

 自分はオタクじゃないけれど、これだけは言わせて。誰しも一度は「周りの人は輝いているのに、どうして自分はダメなんだろう」と考えたことがあるはず。でも実際はそうでもなかったりしますよね。
 私は授業中、なるべく背筋を伸ばして正しい姿勢で授業を受けるようにしてます。これがなかなか好評のようで、周りの人たちからはキチンとした人という風に見られているようです。しかしその内実は…「早く童貞捨てたいなぁ。とりあえずお腹引っ込めないと恥ずかしくて見せられないや。そういや、ダイエットは背筋を鍛えるといいんだよな。」こんな具合です。
 心理学の話で、“自己”についての説明がありました。自己は三層からなっていて、まず『自己』があります。これはなんの飾り気も無い状態。ごく近しい人、家族などに見せる自分です。そしてその外側に『ペルソナ』があります。これは、仮面、表情、演技などを意味します。そして、さらにその外側に『社会性』があります。これは社会的地位や、領土的プライドを意味します。
 人が他人を見るときは『社会性』や『ペルソナ』の層を介して見るのに対し、自分を見るときは直接『自己』を見てしまうため、自信喪失してしまうとのことです。
 要するに、ハクを付けて、それっぽく振舞っていれば、他人からはすごくかっこいい人に見られる、というわけですね。あ、食べる時には『自己』が見え隠れするそうですからご注意を。