淳和の住む家について考える

自分はオタクじゃないけれど、これだけは言わせて。
W〜ウィッシュ〜 第09話「隠された過去」のラストシーン。
淳和の住む家が映りますね。
これは不可解です。
まずはこの道の形。
明らかに不自然です。
そして家の大きさ。
倉庫だけで他の家と同じくらいの大きさです。
前に倉庫に入ったときはそこまで広くなかったと思いましたが。
で、以上の不可解な二点を鑑みるに、淳和の家は元々この辺の土地を全て持っていたのではないでしょうか。
それが何らかの理由で、周りの土地を少しずつ切り売りした結果、現在のようなわかりづらい道になったと思われます。
そして、土地持ちだったからこそ、家が大きいのだとも推測する。
周りの建物を見ると、アパートや商業用ビルも確認できるため、けっこう昔に土地を売ったのではないか、と思う。
おそらく、おじいちゃんの代。
戦前からこの土地で農業をしていた遠野家は、ここら一帯を治める地主だった。
しかし、戦後のGHQの政策によって農地改革がなされ、持っていた土地のほとんどを手放さなければならなかった。
心機一転、新しい事業を始めた遠野だったが、
なかなか上手くいかず持っていた土地を少しずつ売りながら商売を続けていく。
そして、1971年のドル・ショックによる不景気のため、とうとう経営破たんしてしまう。
幸い残っていた土地がまだあったため、借金を負わずに済み、結局一介のサラリーマンとなる。
そしてこの土地は息子へ、さらにその子である淳和へと受け継がれたのである。