マジックアカデミーをプレイして

専門学校生 (埼玉県熊谷市


同趣味の友達に誘われて、クイズマジックアカデミー2をやりました。


そのゲームの存在は、実はずっと前から知っていたんです。
アニラジ実況民には有名だった個人ラジオがありまして、そこで話題になっていました。
興味はあったんですが、どうもオタクっぽい感じが抑止力になりまして、
結局プレイすることはありませんでした。


今に思えば、もっと早くにやっていればよかったな、と思います。
僕はオタクなんですけど、まだどこか自分の一部がそれを拒否してたんですね。
オタク趣味は楽しいけれど、周囲の視線が怖い。
だから趣味が中途半端になってしまって、どっちつかずでストレスがたまる。
マジックアカデミーをプレイして、そんなことに気が付きました。


だから僕は宣言します。
「私はオタクです。楽しいことを目一杯楽しもうと思います。」


それならば奇異の目で見られることを許容したのかと言えば、そういうわけでもありません。
僕は、オタクでも一般人として差し障り無く生活していくことが可能だと思っています。
あたりまえのことかもしれませんが、当事者にはそれが気が付きにくかった。


“オタク”という言葉にコンプレックスを抱いていた僕ですが、今ではその言葉に親しみを感じます。
“オタク”という言葉は僕の中で180度変わって、好意的な言葉になりました。
だからって悪意を込めてそう呼ばれたら、前歯へし折りますけどね。
なんだか自分が許された感じがして、今はとてもすっきりとした気分です。


マジックアカデミーをやって、もう一つ良いことが。
流行を追う大義名分ができました。
今まで僕は、流行を追うっていう行為が自分らしさを阻害する気がして嫌いでした。
でもマジックアカデミーで出題されるんだもん。知っとかなきゃ。
そんなふうに思ったら、セカチューも見たいし、ダ・ヴィンチコードも読みたいし。
なんだ、なんだかんだ言って興味あったんじゃないかって思いました。


駄文になってしまいましたが、嫌いだった自分を突然許せるようになる瞬間
――なんだ、俺もそんなに悪くないじゃんって思う瞬間が、きっとあなたにもやって来ると思いますよ。