予備校が始まったよ〜

拝啓、友人方、お元気ですか。僕は元気です。
今日は予備校の初日でした。
校内を見渡すと、みんな若い。
さすがに二つも歳が離れると、肌が生き生きしててみんな若い。
クラスでは、自分だけ年上が混じってる感じで、すごい疎外感だった。
教習所で若い人たちと混じって勉強してるおっさんってこんな心境かな。
正直、この人たちとコミュニケートする自信がまったくなく、
そのあまりの屈辱に、手がプルプル震え出しちゃって字が書けなかった。


授業の後はホームルームがあって、
「今日は一回目なので出欠をとります。」
マジ勘弁してくださいよ〜。
去年現役生だった人がいたら、俺の名前を覚えられてるかもしれないジャン。
名前を呼ばれたので、極力目立たないように返事をして、
音の発生源が特定できないようにそっぽを向いた。


自業自得だししょうがないって言えばそれまでだけど、
初日からこんな調子で、一日中頭の中で、最短で大学生になる方法をずっと考えていた。
これね、『NHKにようこそ』を読んでなかったらひきこもりになってるよ、きっと。