雑記22

むあっとする湿気た風が吹いて、そろそろ夏かな、なんて思うころには、いつも『おねがい☆』シリーズが見たくなります。
あの世界観は、おそらく僕の理想なんじゃないかと思う。


美しい自然の中で、余分なものも、余分な人もいなくて、
きっとあの世界には、人間の醜いところなんてまったく存在しないんだ、なんて勝手に想像しています。


都会は、人が溢れすぎて逆に個が薄まって、人ごみにいると自分の存在の希薄さを感じるし、
人が集まれば、必ず人間関係がどろどろとしたものになる。
コンクリートとビルばっかりで、臭くて煙い空気に不味い水。


おねてぃの世界は、そんな都会の風景とは真逆のものなんだと思います。


しかしまぁ、それは空想の世界だから成り立つわけだし、
都会は都会で、その薄汚れたコンクリートと人の群れの中に様々なドラマがあったりするわけで、
いくらごちても、結局は今をどう楽しむか、なんて至極当たり前のところに戻ってくるわけです、一周して。