カウボーイビバップがBSでやってますね

BS2でやってる『カウボーイビバップ』を見る。


何よりも特質すべきなのが、オープニングアニメから話のオチまで、一貫してお洒落さを意識して作られているということだと思う。
演出をお洒落にするということは、大人向けアニメを作るうえで、また、アニメを芸術の域にするために不可欠の要素だと思う。


このアニメをお洒落アニメの金字塔として、『L/R』などの追随作品が生まれたわけだけれど(成功したかどうかは知名度で明らか)、
お洒落というのはそういうことではないと思う。


ざっくりとビバップを分解すると、ハードボイルド+SF である。
ハードボイルドは昔からある分野。
過去の映画を探ればお洒落な作品がごろごろ出てくるはずです。
そしてSF。
これはアニメやCGが得意とする分野。
むしろアニメという技法はこういった分野を容易に映像化するために生まれたといってもいいはずです。


ここで本題に入ると(別に大したことは言わないけど)、お洒落はハードボイルドという分野だけではない。
過去の映画のさまざまな分野に、それぞれのお洒落がある。


例えば(あんまり良いのが思いつかないけど)、『踊る大捜査線』や『海猿』。
これらはいわゆる、職業モノ。
職業モノのお洒落さ+実写では表現しにくいフィクション。
この考え方でお洒落なアニメは生まれないだろうか。


最近のアニメ製作者には、一度アニメから離れたところからアニメを作って欲しい。