雑記175 何をやってもイマイチ楽しくないときの対処法

「何か面白いことはないかな」なんて言っている人には、面白いことは起こらないものです。


新しいものに触れる機会も減り、強い刺激にも慣れてしまった大人にとって、過去の経験を上回るほど面白いものなんて、早々に見つかるものではありません。


では、どうすればいいのか。
それはずばり、今あるものの中から面白いことを見つけ出していけばいいのです。


たとえば、みんなで何かを楽しんでいるとき、わざと
「何が面白いんだよ。つまんねー。」
と言う人がいますよね。そんな風に、初めから楽しむ気が無い心持ちの状態では、何をやっても楽しいわけがありません。


また、楽しむ気が無いわけではないけれど、単純に楽しくない、という人もいるでしょう。
しかし、そこで諦めてしまわずに、もう一度、やる事に向き合ってみてください。
どんな事にも、面白いことはあるものです。


たとえば、英単語の暗記。
あなたが密室の、何もない部屋に閉じ込められて、そこに一冊の単語帳だけ置いてあったとします。
初めは寝て時間をやり過ごすでしょうが、それも飽きてくると、きっとその単語帳を手に取るはずです。
そして単語覚えを始めればきっと、知的探求の喜びや、覚えたことへの達成感を得るはずです。
あんなに苦痛な作業でさえ、面白い部分は存在するのです。


重要なことは、「どんなものの中にも、楽しみを見出す気概を持つ」という心がけです。


喜びの感度を下げてやる、というのはただ誤魔化しているだけだ、という意見ももっともですが、「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」ですよ。何でも楽しんだもん勝ちです。